COLUMN住まいのコラム

総二階建てとはどのようなつくりか

イエタッタ編集部
2022.09.08

マイホーム建てるうえで、どんな構造にするか考えなければいけません。
予算を抑えながら十分に床面積を確保出来るということから、
狭い土地の場合「総二階建て」が選択肢の一つとしてあります。
今回は総二階建てについて詳しく解説していきたいと思います。

総ニ階建てとは
総二階とは、1階と2階がほぼ同じ面積・つくりをした住宅のことです。
土地面積のうち、建物部分に使用可能な床面積を最大限活かすことができるので、
広い土地を確保しにくいエリアでは、総二階の家づくりをしているケースが多いです。


部分二階建てとの違い
部分二階とは、1階よりも2階が小さい面積になっている構造のことです。
リビングやダイニング等を1階に集めて、2階は寝室などにするのが一般的なスタイルです。


総ニ階建てのメリット
〇材料費の削減
部分二階建てよりも施工の手間が減るため、見えない構造材の部分もコスト削減が可能になります。

〇工期の短縮
構造が単純なので工期の短縮が出来ます。

〇断熱性・気密性を高めやすい
外壁の面積が小さいので、断熱性や気密性を高めやすい構造です。
隙間なく正確に断熱材や気密シートを施工しやすくなります。

〇耐震性を高めることができる
上下階のバランスが良く、壁や柱の位置を合わせやすいため、耐震性が高くなります。

〇防犯性能が高い
2階への足掛かりとなる部分が1階にないため、2階への侵入経路を減らすことが出来ます。


総ニ階建てのデメリット
〇単調なデザインになりやすい
家に凹凸がないため、外観が単調になってしまう可能性があります。
総二階建ての家づくりをする際は、シンプルさを生かした設計にしましょう。

〇土地選びが難しい
総ニ階建ては道路斜線や北側斜線など高さに関する法的な規制を受けやすくなります。
高さ制限が厳しい土地の場合は、
制限緩和のために建物全体を道路から後退させたり、建物自体の高さを見直したりすることが必要になります。

 

総二階建ては様々な制約がありますが、予算を抑えながら自分の要望に沿った家づくりをすることが出来ます。
総二階建ての特徴をしっかりと理解したうえで理想的な家づくりをしていきましょう。

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