COLUMN住まいのコラム

建築条件付き土地とは?

イエタッタ編集部
2022.09.13

家を建てようとする時、まだ土地を持っていないなら、まず土地を購入する必要があります。
土地を探している際に、「建築条件付き」の土地というものを見かけることが多いかと思います。
では一体、建築条件付き土地とはどのようなものなのか解説していきたいと思います。


建築条件付き土地とは?
建築条件付き土地というのは、「一定の期間内に」、「指定された建築会社で」、「家を建てる」という条件がついた土地のことを言います。
土地の売主と建築会社の間には、親会社と子会社といった関係性が多くみられます。
また、建築も行っている不動産会社やハウスメーカーが売主や仲介する土地の場合が多く見られ、
その土地を売るということより、建築を請け負うことが目的となっているケースもあります。

 

メリット
(土地の価格が割安な場合がある)
通常、土地の売却で利益を出す必要がありますが、
建築条件付き土地の場合は、建築の際に生まれる利益があるため、一般的な土地を買うよりも手頃な金額で購入できる場合があります。

 

(建売住宅よりも間取りや仕様を変更できる)
建売住宅の場合、間取りや仕様が決まったものを購入することになりますが、
建築条件付き土地の場合、間取りや仕様の指定はありません。
建築会社の指定はありますが、間取りの変更や内装のグレードを変えることが出来るので、
ある程度オリジナルで作ることができます。

 

(設計・施工の時間が短縮)
建築条件付きの土地の場合、土地の販売に際して住宅のモデルプランが用意されていることがあります。
モデルプランで問題なければ設計する時間が短縮できるので、短期間に建物の建築を進めることが可能となります。
また、モデルプランの若干の変更がある場合でも時間の短縮は可能となっております。


デメリット
(住宅を建てる建築会社を選べない)
建築条件付き土地は、自分が選んだ建築会社で住宅を建てることができないことが最大のデメリットです。
自分が気に入った家を建てている建築会社で建築出来ない為、希望する建築会社がある場合はデメリットになります。

 

(注文住宅よりも内外装の自由度が低い)
内外装について、基本の部材の中から選ぶことがほとんどです。
すべてを自由に決められるのではなく、
「標準仕様の中から好きな仕様を選べる」程度になりまうすので、こだわった家を建てたい人は注意が必要です。

 

(一定の期間内に設計する必要がある)
建築条件付き土地の条件の一つには、「一定の期間内」という条件があり、
多くの場合、土地の契約から3カ月以内に設計を決定する必要があります。
時間をかけてこだわって間取りを検討したいという方にとっては、時間が足りない可能性があります。


このように建築条件付き土地はメリット・デメリットがあります。
メリット・デメリットを比較して、自分の希望する家づくりが出来るか一度考えてみてはいかがでしょうか。

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