COLUMN住まいのコラム

住宅ローンについて

イエタッタ編集部
2022.09.27

■住宅ローンとは?
住宅ローンとは、住宅を買う、改築等の際に金融機関から借りるお金のことです。
"もちろん住宅ローンを申し込まずに家を建てることはできますが、
数千万円もする住宅を手持ちのお金だけでまかなえる人は多くはありません。
そこで住宅を購入する場合、ほとんどの人が住宅ローンを利用しています。"
国土交通省による令和2年度の住宅市場動向調査では注文住宅取得世帯の76.1%が住宅ローンを利用しています。

 

■住宅ローンの種類

住宅ローンの種類は大きく分けて下記の3つの種類があります。
【民間ローン】
"民間ローンは、都市銀行や地方銀行、信用金庫、JA、ノンバンク等が扱う住宅ローンです。
それぞれ利用条件が異なり、融資タイプも固定金利から変動金利まで様々なバリエーションの商品があります。
キャンペーンや取引状況による金利の優遇制度、病気や失業で収入がなくなったときの返済補償など、特色のある商品も数多くでています。"

【フラット35】
"フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関との提携による住宅ローンです。
返済期間中の金利が最初から最後まで固定される「長期固定金利」が大きな特徴となります。
借入条件などは金融機関による違いはなく、70歳未満で安定した収入があれば借入可能ですが、購入住宅や新築する住宅について広さや品質などの条件があります。"

【公的ローン】
"公的ローンは、国や自治体等の公的機関による住宅ローンです。
住宅金融公庫融資、年金住宅融資、財形住宅融資、自治体融資などがあります。"


■住宅ローンの申し込みについて
住宅ローンを申し込みする際の一般的な手続きの流れをご紹介します。

①事前審査
"購入したい物件が決まった段階で事前審査(仮審査)を行います。
事前審査は、本審査の申込みをする前に行われる簡易的な審査で、申込者本人の年収や、物件の金額に対する自己資金(頭金)の割合など金融機関から求められる情報を申告します。
申し込み方法は金融機関によって異なりますが、書面記入の他、オンラインや郵送での申し込みを受け付けている場合もあります。事前審査に要する期間は通常、1週間程となります。"

②本審査
"事前審査が無事通ったら、本審査に移ります。
本審査では事前審査よりも詳細な資料によって審査が行われる為、必要な書類の数も多くなります。例えば、本人確認資料として運転免許証などのほかに住民票や印鑑証明書が必要となる場合もあります。
事前審査と同様、金融機関によって申告する項目は異なります。
審査に要する期間も2週間程となります。"

③契約
"本審査が承認されると、金融機関との間で住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を結ぶことになります。
契約の際、実印や金融機関への届出印が必要になります。
また、住宅ローン契約時には借入額に応じた印紙税を支払うことになります。契約額が1000万円~5000万円以下の場合、2万円の収入印紙を購入して契約書に貼り、割印(消印)を押します。
またローン保証料や融資手数料なども必要になりますが、それらも住宅ローン契約のタイミングで支払うのが一般的です。"

④融資実行
"住宅ローン契約完了後、住宅ローンを利用して借りた資金が、申込者の口座に振り込まれることを、融資実行といいます。
あらかじめ指定した日時に融資実行され、契約を結んだ金融機関から申込者本人の口座に資金が振り込まれます。この資金を住宅購入の支払いに充て、支払いが完了すると、住宅の引渡しが行われることになります。
融資が実行されると、翌月または翌々月から返済が開始されます。"

 

"住宅ローンの手続きには、金融機関によっても異なりますが通常、1か月半程度かかります。
しかし、審査を申し込むタイミングや必要書類の準備等、審査期間が長くなる場合もあるので早めの準備をしておきましょう。"

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