COLUMN住まいのコラム

効率の良い家事導線の考え方

イエタッタ編集部
2022.11.14

家づくりの間取りを考えるうえで、効率の良い家事導線にしたいと考えるかと思います。
家事は毎日行うものなので、不便がないようにして、出来るだけ効率よくするとマイホーム生活がしやすくなります。
そこで今回は効率の良い家事導線の考え方を紹介したいと思います。


家事導線の考え方
・動線を把握する
家事導線を考える時は実際のライフスタイルを思い浮かべてみましょう。
動線を把握するためには、間取り図に線を引く方法がよく知られています。
「料理をする」「洗濯をする・干す・しまう」「アイロンがけをする」「買い物から帰宅してから物をしまう」など。
これらの家事が行いやすい導線になっているか間取り図に線を引いてみて把握しましょう。


・シンプルな家事導線
家事動線は無駄がなくすぐにアプローチできるようなシンプルにすることが一番です。
くねくねと曲がっていたり、線が交差している箇所があれば、
そこは間取りを見直してもいいかもしれません。
あちこち向きながらじゃないと物が取れない、
同じ場所を行ったり来たりしている、などの無駄な動作が生じることになります。
出来るだけ家事の負担を減らすことができるよう、シンプルなもの、間取りを考えてみましょう。


・スペースはつなげる
調理をしながら洗濯をして、子供の世話をして、など同時に様々な家事を行う人も多いかと思います。
効率的に行うために、一筆書きのようにシンプルな線で繋がるようにします。
そのために作業スペースのつながりを意識します。
何度も同じ場所を行き来しなくても家事が完了するように直線的に動けるほうが断然効率的です。
また、行き来する動線を短くすれば、それだけ家事効率がよくなります。


家事導線を考える際の注意点
・収納スペースが少なくなる
効率の良い家事導線を優先すると、収納スペースが少なくなることもあります。
スペースを繋げるとそれだけ壁が少なくなります。
壁が少なくなると、家具の配置に制限が生まれるので、収納スペースが確保しづらくなります。

 

・部屋が狭くなる
家事導線を優先すると、家を回遊しやすくする為のための通路が必要になります。
よって回遊しやすい通路を確保する分、居室空間が狭くなってしま可能性があります。


今回の記事では、効率の良い家事導線の考え方について紹介させて頂きました。
効率の良い家事導線を作る為に、
「動線を把握する」、「シンプルな家事導線」、「スペースはつなげる」を考えてみましょう。

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