COLUMN住まいのコラム

平屋住宅とはどんな家?

イエタッタ編集部
2022.09.07

平屋住宅は昔ながらの住宅というイメージがあるかもしれませんが、
最近の平屋住宅はおしゃれで個性的だったり、機能面でもメリットが多いことから注目を浴び始めています。
そこで今回は、具体的に平屋住宅の特徴を紹介するので、注文住宅を建てる際の参考材料の一つにして下さい。

 

平屋住宅とは
平屋住宅とは、1階建ての住宅のことであり、
平面にリビングや寝室、キッチンなどすべての空間がワンフロアに収まっています。
2階建てよりも構造的に安定しており、より自由に間取りを組むことが出来るので、
自分の家づくりのこだわりを実現させやすいのも特徴の一つです。

 


平屋住宅のメリット
それでは、平屋住宅のメリットを具体的にみていきましょう。

〇バリアフリーの家づくりができる
平屋住宅はワンフロアに全ての空間が収まっており、
上下のフロアに移動する必要がないので、住居内の移動がスムーズにできます。
足の不自由な高齢者の方でも安心して生活することが出来る為、
高齢化が進んだ現代社会にぴったりな住宅構造であるとも言われています。

〇家族間のコミュニケーション活発化
生活スペースがワンフロアに集約されている為、
家族間でコミュニケーションが取りやすいのもメリットの一つです。
高齢者の方も安心して住める住宅なので三世代同居にも適しており、
将来的に一緒に住むことを検討しているのであれば、平屋住宅が最適かもしれません。

〇生活導線がシンプル
上下の移動が無いので、家事や生活がしやすくなります。
洗濯や掃除はどうしてもフロア移動しなくてはいけませんが、
平屋住宅は移動の手間が少なくて済みます。

〇メンテナンスコストを抑えられる
入居後、定期的なメンテナンスは必要となります。
外壁のメンテナンスは2階部分がないので大がかりな足場を組む必要がなく、
2階建てと比べてメンテナンス費用を抑えられる傾向があります。

 


平屋住宅のデメリット
〇広い土地が必要
平屋住宅は2階のスペースがない為、ゆったりとした住宅を作りたい場合は、
それだけ広い土地が必要となります。
また、土地は用途地域に応じて容積率や建ぺい率が決められており、
土地の広さを目一杯使って住宅を建てられるわけではありません。
特に地価の高い都心部などでは、敷地面積の関係から希望通りの平屋住宅が建てられないケースもあります。

〇坪単価が高くなりがち
二階建てや三階建ての住宅よりも平屋住宅は坪単価が高くなりがちです。
屋根の工事や基礎工事は単価が高いので、
敷地面積の広い平屋住宅はその分高くなる傾向があります。

〇日当たりが悪くなる場合もある
隣の家が二階建て以上の住宅であったりマンションの近くだったりすると、日当たりが悪くなる場合もあります。
また、部屋数が多くなると、中心部分にある部屋は日当たりや風通しが悪くなることもあるので、
平屋住宅を検討している際は、近隣の環境を特に注意しましょう。

 

 

平屋住宅は、一つのフロアにすべての空間をまとめることができ、バリアフリーで安全なことや、
生活導線が効率的であること等メリットがたくさんあります。
しかし、土地面積が広い分坪単価も高くなりがちなので、郊外などの地価が安い場所で費用を抑えたりするなどして工夫が必要です。
平屋住宅の特徴をしっかりと理解したうえで、家づくりの選択肢を広げていきましょう。

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