COLUMN住まいのコラム

風通しの良い家を作る為には?

イエタッタ編集部
2022.10.01

「風通しの良い家」であることは高温多湿な日本では気持ちよく暮らせるポイントであり、誰もが気にするところだと思います。
風通しが悪いと、「むし暑い」「多湿」「洗濯物が乾きが遅い」「空気の流れが悪い」などのデメリットになってしまいます。
風通しの良い家にするためには、風の特性や空気の流れを知ることが大切です。
そこで今回は「風通しの良い家」にするためのポイントを解説していきたいと思います。

 


〈風通しの良い家のメリット〉
家が長持ちする
風通しが良いことで湿気が家にこもりません。すると、基礎や土台、木材が乾燥して腐朽やシロアリなどの被害を防ぐことに繋がります。
同様に壁紙や家具も長持ちすることになります。

 

湿気・におい・ほこりが排出できる
湿気・におい・ほこりは健康に大きくかかわる要素です。風通しが良いことで湿気・におい・ほこりを出来るだけ排出することが出来ます。
湿気が多くなるとダニやカビ菌が増え、においも発生してしまいます。また風通しを良くすることでシックハウス症候群の予防にも。

 

温度が調節しやすい
換気しやすいことで、夏は冷えすぎず、冬は暖まりすぎないなどの温度調整が可能。
そうすることでエアコンの使用が減り、節約にも繋がります。


〈風通しの良い家にするポイント〉
一部屋に風が入る窓と出る窓の二つ配置
室内の2面以上に窓があると、一方の窓から入ってきた風がもう一方の窓から抜けます。
風の出入り口、をつくることが大切です。
窓が1箇所だけでは、風が入ってくるだけで、入ってきた風がどこにも抜けていきません。
窓は小窓でも十分です。風は小窓でも十分に通り抜けてくれます。


窓を常に開いておける環境に
一部屋に2面以上の窓を配置しても、長時間開けないのであればあまり意味がありません。
防犯性を考えてできる限り開けておける位置を考えて設けることが大切です。


部屋の扉は引き戸
一部屋に窓が一つしか取れない場合には、部屋のドアを引き戸にすると風通しを良くしやすくなります。
通常のドアの場合、少しだけ開けて固定することは出来ませんが、
引き戸であれば開閉幅を自由に変えることが出来るので、抜けていく風の量を調整しやすいです。


風が下から入り、上から抜ける家
夏の気温が高い時は、自然の風が入ってきても上部に暖かい空気が溜まってしまいます。
そこで、1階低い位置から風が入り、高い位置から風が抜けていく配置にすると空気の流れがよくなります。
吹き抜け部分を作ることで風通しの良い家になります。


風通しの良い家にすることで健康的な生活を送ることが出来ます。
間取りや窓の配置をうまくつくることで風通しの良い家にすることが出来ますので、
家づくりを検討する際のポイントの一つにしてみてはいかがでしょうか?

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