COLUMN住まいのコラム

家づくりの際に発生する費用

イエタッタ編集部
2022.10.14

家づくりをする上で何にどれだけの費用がかかるのか把握しておかなければ、
具体的なプランを考えていくことはできません。
そこで今回は、家づくりにかかるお金の内訳や費用の目安などを簡単に解説していきたいと思います。


「本体工事費」・「別途工事費」・「諸費用」
まず建築工事費として、「本体工事費」と「別途工事費」があります。
また、建築費用の他にもいろいろな諸費用が必要になり、これらを合計したものが総費用になります。

本体工事費・・・建物本体を建てるためにかかる費用(総費用の70~80%)
別途工事費・・・建物本体以外の建築にかかる費用(総費用の15~20%)
諸費用・・・住宅ローンの借入費用・登記費用など(総費用の5~10%)


「本体工事費」
本体工事費の内訳は、
①仮設工事費 ②基礎工事 ③木工事 ④屋根工事 ⑤板金工事 ⑥左官工事 ⑦タイル工事 
⑧防水工事 ⑨建具工事 ⑩内装工事 ⑪塗装工事 ⑫給排水衛生設備工事 ⑬電気工事 ⑭ガス工事 ⑮換気設備工事
などで構成されます。
※施工業者によってその内容、内訳は変わります。実際に見積もりをとる際には、内容の確認をした方が良いでしょう。

工事費の目安としてよく目にする坪単価は、本体工事費を基準に考えられることが多いです。
坪単価 = 本体工事費÷延べ床面積の坪数
坪単価しか考えていないと、最終的に「費用が足りない」ということになる可能性もありますので注意が必要です。


「別途工事費」
別途工事費の内訳は、
①解体工事費(建替えなどの場合) ②屋外給排水・電気・ガス工事 ③照明・カーテン工事 ④空調・冷暖房工事 ⑤エクステリア・造園工事 ⑥基礎・地盤補強工事
などで構成されます。
※施工業者によってその内容、内訳は変わります。実際に見積もりをとる際には、内容の確認をした方が良いでしょう。
また、照明の中でもダウンライトなど、建物自体に取り付けられるものは本体工事費としてカウントされます。

別途工事費は、いわゆるオプション費用も含んでいます。
なくても生活には困らないけど、あったら嬉しい・ないと困るなど、プランニングしていくうえで色んな案が出てくるかと思います。
自分が考える希望を全て反映すると別途工事費は膨らんでいきますので、そこを頭に入れたうえで家づくりを進めていきましょう。


「諸費用」
諸費用の内訳は、
①住宅ローンの借入費用 ②登記費用 ③不動産会社に対する仲介費用 ④不動産取得税 ⑤固定資産税 ⑥都市計画税 ⑦印紙税
などで構成されます。
はじめて家を建てる場合、家を建てる費用は建築費用のみかと思われがちですが、
プランニングしていく際には諸費用の存在を頭に入れて、余裕を持った資金計画を進めましょう。


今回の記事では、
家づくりにかかるお金の内訳や費用の目安を簡単に解説させて頂きました。
家づくりする際は、建築工事費として「本体工事費」と「別途工事費」とそれ以外で必要な「諸費用」もあります。
それぞれ何にかかる費用なのか楽しみながら家づくりの計画を進めていきましょう。

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