COLUMN住まいのコラム

ペットと暮らすにはどんな家づくりが必要?

イエタッタ編集部
2022.10.21

ペットはもはや家族の一員です。
ペットを飼っている人が家を建てる際は、ペットと暮らしやすい間取り・設計をしたいと考えるべきです。
今回はペットと暮らすにはどんないえづくりが必要か簡単に解説していきたいと思います。


人間から見た目線で考える
間取りや内装を考えるうえで人間から見て住みやすいよう設計することが必要です。
例えば、ペットが入り込みにくいキッチンや、掃除がしやすく、においのつきにくい内装などです。
また玄関の工夫として、リードやハーネスをつける場所や帰宅時に足を拭きやすい広めのスペースがあると便利です。


動物から見た目線で考える
犬の場合で言えば、キッチンでもどこでも飼い主と一緒にいたいものです。
また、ペットの足にとってはフローリングよりクッション性のある素材のほうが快適に過ごせます。
フローリングにワックスをかけるとつるつると滑りやすくなってしまうので、ペットがいる時間が長い場所は、カーペットやコルク材などにするのもいいでしょう。
階段の段差を低くしたり、傾斜を緩やかにすることはペットも人間にも優しい設計になります。
犬にとって快適な気温は22℃、湿度60%であり、冷房時の室温は25〜26℃、湿度50%程度にするのがいいでしょう。


猫の場合で言えば、猫は上下運動ができる段差が大好きなので、
段違いの作り付けの棚などがあれば、猫の上限運動しやすい設計になるでしょう。
また、猫はひなたぼっこが好きなので、ひなたぼっこがしやすい窓際が定位置になります。
猫にとって快適な室温は21~28℃、湿度50~60%です。冬の場合は特にこまめに室温確認をしましょう。


ペットと暮らす家づくりの気を付けること
ペットと暮らす為家づくりをするには、ペットのにおいや、ハウスダストなどを考えることが必要です。
24時間換気でもある程度対応できますが、風通しの良い家づくり、寒暖差の少ない室内環境など住宅の性能面も重要となってきます。
エアコンや換気扇のフィルターの定期的な掃除も必ず怠らずやりましょう。


ペットと暮らす家づくりで大切なことは、人間とペットがどちらも住みやすい家づくりです。
もちろん人間の快適さが優先ですが、ペットにとっての幸せが自分たちの幸せに繋がるのであれば、
あまりストレスにならない程度でペットが住みやすい家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
ただ、家に来るお客様の中には、動物が苦手な方もいるかと思います。
そういった動物が苦手な方への配慮として、
室内の一角を仕切ったり、ケージを用意したりなど、一時的に留め置けるようにしておくといいでしょう。

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